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インスタ映えするゲレンデショットを撮るための5つのポイント

せっかくスノボに行くなら、映える写真を撮ってインスタに投稿したいですよね。真っ白な雪景色やカラフルなウェアは、何気なく撮影するだけでフォトジェニックです。

本記事では、インスタ映えする撮影スポットやポーズ、テクニック、加工の仕方などを紹介します。インスタ映えのコツを学べば、さらに素敵な写真に仕上げられるでしょう。

インスタ映えする写真を撮りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

スノボ写真がインスタ映えする理由

スノボを抱える女性

スノボの写真がインスタ映えする理由は、雪山の景色そのものが美しいからです。真っ白な雪と青空のコントラストは、撮影や加工の技術がなくても絵になります。

また、スノボウェアはカラフルでデザイン性が高いため、着ているだけでおしゃれに写ります。小物やコーディネートで個性も出しやすいので、自分らしさも大切にしつつ、映える写真が撮影できるでしょう。

さらにスノボは、滑走中の躍動感あるショットから休憩中のリラックスした表情まで、さまざまなシーンを切り取れる点も魅力です。

スノボ写真でインスタ映えする撮影スポット5選

スキー場でポーズをとる女性二人

ゲレンデには映える写真が撮れるスポットが数多くあります。

背景や構図を意識して、さまざまな場所での撮影を楽しんでみてください。

リフトの上

リフトの上で自撮りする男性

リフトは、じっくりと撮影を楽しめる場所の一つ。ゲレンデで立ち止まって撮影すると周りの人の邪魔になりますが、リフトの上なら誰にも気を使わず自分たちのペースで撮れます。

リフトは乗っている間に景色が移り変わっていくため、同じアングルでも違う雰囲気の写真を何枚も撮影できます。撮影する人との距離も近いので、ウェアの細かいデザインやアクセサリーまでしっかり写せるのが魅力です。

友達と一緒に乗ってお互いを撮り合うのも楽しいでしょう。

ゲレンデの空いている場所

スノボを抱えて空を見上げる女性

ゲレンデの人が少ないエリアを見つけて撮影すると、背景に余計なものが写り込まず、雪景色の美しさが際立つ写真が撮れます。

施設やリフトが入らないアングルを探すと、より雪山らしい雰囲気が出るでしょう。木々を背景に入れるとさらに映える一枚になります。

なるべく人を映り込ませたくない場合は、平日や早朝を狙うのがおすすめ。落ち着いて何度も撮り直しができ、納得のいく一枚を撮影できます。

カフェやレストランの前

ゲレンデ内のカフェやレストランは、建物自体がおしゃれなデザインになっている場所が多くあるので映えます。建物の色使いもカラフルなことが多いため、写真全体が華やかになるからです。

お店のロゴや看板が写るように撮ると、どこで撮ったかもわかるので思い出として残せます。

霧氷近く

木の根元に座り込む女性スノーボーダー

スキー場で見つけやすく、雪山の雰囲気が出やすいもののひとつに霧氷(むひょう)があります。霧氷とは、空気中の水蒸気が冷えて枝などに氷の結晶がつく現象です。木の枝一本一本まで氷に覆われた様子は、まさに自然が作り出すアート作品。コース横の林などに目を向ければ、絵葉書のような凍りついた木々が見つかるかもしれません。

霧氷の近くでは引きで撮っても寄りで撮っても絵になるので、インスタ映えを求める方にぴったり。白と青のコントラストも美しく、幻想的な世界観を演出できます。撮影するなら、早朝や夕方の光が差し込む時間帯が特におすすめです。

稜線の上

山を眺めるスキープレイヤー

インスタ映えする写真を撮るには、起伏に富んだゲレンデの地形を活かすのも良いでしょう。稜線で撮影すると、浮き上がるようなリアリティが出やすいので、雄大さを表現したいときにおすすめです。

稜線の上に立って下から撮影すれば、空が広く写った開放感のある一枚に。また、逆に上部から撮影すれば、遠くの景色をバックに人物が際立つような一枚が撮れるでしょう。

ただし、稜線となるような場所は風が強いことがあるため、撮影時は安全に十分注意しましょう。

スノボ写真のインスタ映えする撮影テクニック5選

滑りながらポーズを決める男性スノーボーダー

撮影時のちょっとした工夫で、写真のクオリティは大きく変わります。

ここではスマホでも実践できるテクニックを紹介します。

1. スマホの露出設定で顔を明るく撮る

スノボ写真を撮るときは、白い雪の写る範囲をなるべく少なくし、露出設定で顔を明るくするときれいな写真に仕上がります。

雪山は光の反射が強いため、周囲が明るいと自動的に露出を絞ってしまい、顔が暗めになりがち。露出設定を明るくすれば、人の顔に当たる光の量をカメラが優先的に計算するので、顔が暗く沈むことなく、はっきりとした印象になります。

特に曇りの日は暗くなるので、実践してみてください。

2.適度な距離感で説得力を出す

説得力のある構図を撮るなら、適度な距離感で撮影するのもポイントです。プロのフォトグラファーは、想像以上に被写体に寄って撮影します。一方、一般の人は離れたところから撮りはじめるため、構図に遠慮が出てしまい、臨場感のなさにつながりかねません。

自分が何を撮りたいのかを考えて、撮りたい対象だけをクローズアップするようにすると、テーマが明確になり、見る人に説得力を与えられます。

3. 自然光を最大限に活かす

自然光の活かし方によって、写真の雰囲気は大きく変わります。

朝9時から11時ごろは太陽の角度がちょうど良く、逆光になりにくい時間帯です。顔に光が当たりやすく、明るい表情を撮りやすいでしょう。逆光で撮影する場合は、人物がシルエットになりすぎないよう露出を調整しましょう。

また、15時以降は夕日をバックに美しい写真が撮れるゴールデンタイム。オレンジ色の柔らかい光が雪を照らす幻想的な雰囲気を演出できます。

時間帯を意識するだけで、同じ場所でも全く違った印象の写真撮影が可能です。

4. アングルにこだわって撮影する

自撮りをする二人の女性スキープレイヤー

撮影角度を変えるだけで写真の印象は大きく変わるため、アングルにこだわるのもテクニックのひとつ。

ローアングルで下から撮影すれば空と雪のコントラストを強調でき、人物も大きく見えるので、ダイナミックな構図になります。真上から見下ろすように撮影すると、雪面の質感や足跡、ボードのデザインまではっきり写せます。

また、背景に山を入れると、奥行きのある立体的な写真に。何気なく撮るとリフトや建物が写り込んでしまいますが、アングルを少し工夫するだけで雪山らしい映える写真が出来上がります。撮影時は少しだけ体を動かして、ベストアングルを探してみましょう。

5. バッテリー対策をして撮影チャンスを逃さない

寒い場所ではスマホのバッテリー消耗が非常に早くなるため、バッテリー対策はしておきましょう。特にウェアの外側のポケットにスマホを入れていると、冷えによって電源が落ち、そのまま回復しなくなってしまうことも。

バッテリーが一時的にダウンしまった場合、モバイルバッテリーや充電器につなげば回復しますが、撮りたい瞬間に使えなくなってしまいます。スマホはできるだけ内ポケットに入れておき、体温で温めるようにしましょう。

いいねを増やそう!スノボ写真のインスタ映えポーズ6選

スノーボードを抱えてポーズを決める男性

スノボ写真はポーズ次第で印象が大きく変わります。自然に見えるポーズから遊び心のあるものまで、さまざまなバリエーションを試してみましょう。

1. ボードを持って立つ

板を持って撮影すると、スノボに来た感が出て映えます。板を縦に立てて体の横に置くと、身長とのバランスでスタイルが良く見える効果も。板を抱きかかえたり、板に寄りかかったり、顔を添えたりと、さまざまなパターンで撮影してみましょう。

板を小道具として活用してみると、撮影のバリエーションが広がります。

2. 顔周りに手を添える

ゴーグルに手を添えたり、顔回りに手を当てたりすると、自然でかわいい雰囲気に。

グローブが大きいため、小顔効果も期待できます。表情も柔らかく見えて、誰でも真似しやすいポーズです。

3. ゴーグルを着用する

ゴーグルをつけた女性スキープレイヤー

ゴーグルはおでこに乗せるのが定番ですが、着用してデザインを見せるのも映えます。ミラーレンズのゴーグルなら、レンズに景色や友達を反射させて撮影すると、おしゃれな一枚に仕上がるでしょう。

ゴーグルを着用した状態での撮影は、スノーボーダーらしいクールな雰囲気を演出できるのも魅力。使い方によって違った個性を出せるので、いろいろな角度から試してみてください。

4. 雪の上に寝転がる

雪山らしさを表現するために、雪の上に寝転がってみるのもおすすめ。

上から撮影してもらえば、雪に埋もれたような無邪気な雰囲気が伝わる写真となります。ただし、冷たいので覚悟をもって挑みましょう。

5. 友達と一緒に並ぶ

友達と一緒に寝転がって撮れば、雪山らしさが伝わる特別な集合写真になります。

スノボウェアはカラフルなので、写真全体が華やかに。友達との思い出を残すのにぴったりのポーズです。

6. カフェでドリンク片手に撮る

温かい飲み物を持ってカフェの前で撮影すれば、寒い中での温かさが伝わる一枚になります。

スキー場によっては建物自体のデザインが映える場所もあるので、店の目の前でぜひ撮ってみてください。

スノボ写真をインスタ映えさせる加工のコツ3選

雪の上でポーズを決める家族

スノボ写真は、撮影後の加工で雰囲気を変えられます。シーンに合わせた加工方法を使い分けましょう。

1. ノスタルジック調に仕上げる

ノスタルジック風写真

全体的に色が褪せたノスタルジック調に仕上げると、何気ない風景も古いフィルムカメラで撮影したかのような雰囲気になります。ノスタルジック調の加工は、彩度を少し下げて全体的に柔らかいトーンにするのがポイント。

「印象的な風景を撮影したけれど、写真になったらピンとこない……」というときに、試すのがおすすめです。反対にインパクトのない風景でも、それなりに見えるので覚えておくと便利な画像加工の方法です。

2. HDR加工でインパクトを出す

HDR加工した写真

HDR加工でインパクトを出すと、はっきりとした写真に仕上がります。HDR加工とは、写真画面内の明るい部分と暗い部分を同時に表現する方法です。HDR加工された写真は、色がカラフルに見えてポップなイメージに。スノボウェアのカラフルな色味も強調されるため、写真を見た人にエネルギッシュな印象を与えられるでしょう。

HDR加工の強弱加減によっては、「絵画」のようなタッチに仕上げられることも。しかし、やりすぎると品のない印象になってしまうので注意しましょう。最初から強い効果にせず、控えめな効果から試していくのがコツです。

3. モノクロームを活用する

モノクロ風写真

「モノクローム」と呼ばれる白黒の加工もマスターしておきたい技術の一つ。モノクロームが最も効果的なのは、影を表現したいときです。

光の強いゲレンデでは、白黒の濃淡を強調するとまた一味違った印象の写真に。特にスノボで滑走しているシーンを撮影したなら、モノクロームに加工すると滑った跡が浮き上がりカッコイイ写真に仕上がります。

スノボ写真の加工におすすめのアプリ3選

携帯を眺める女性

最後に、スノボ写真の加工に便利なアプリを3つ紹介します。

それぞれ特徴があるため、自分の加工スタイルや好みに合ったものを選びましょう。

1. VSCO

VSCOはさまざまな種類のフィルターと編集ツールを備えた写真加工アプリです。プロの写真家がデザインしたフィルターが多いのが魅力で、フィルターを切り替えるだけで写真に深みを与えられます。

露出・コントラスト・彩度・シャープ処理など、写真加工の基本的な機能も揃っています。アプリ内ではほかのユーザーと交流できるSNS機能もある点も特徴で、加工した写真をそのまま投稿可能です。

2. Lightroom

Lightroomは写真の明るさや色味、質感など細かい調整ができる本格的な写真加工アプリです。フィルム風の加工や好みのニュアンスに仕上げられます。

写真に写り込んだ不要なものを簡単に消せる消しゴム機能も便利。チュートリアルが充実しているため、加工初心者でも安心して使いこなせます。微調整から大胆な加工まで幅広く対応できるアプリです。

3. Snapseed

Snapseedはスマホでプロが行うような写真編集ができるアプリ。画像の濃淡やコントラストを調整する基本機能から、人物の表情に変化を加える本格的な加工まで可能です。

背景をぼかしたり、2枚の写真を合成したりする高度な編集を簡単な操作でできるのが魅力で、数多くのツールを使い分けて高いクオリティの写真に仕上げられます。

スノボ写真のインスタ映えに関するよくある質問

スノーボードを装着する女性

最後に、スノボ写真のインスタ映えに関するよくある疑問にお答えします。

スマホだけで映える写真が撮れる?

スマホだけでも十分に映える写真は撮れます。最近のスマホのカメラは性能が高く、露出調整と構図を意識すれば、プロ級の写真撮影も可能です。

光の使い方や構図の工夫の仕方を押さえましょう。撮影スポットやアングルを意識するだけで、写真のクオリティは格段に上がります。

滑走しながら撮影はできますか?

滑走しながらの撮影は、GoProやInsta360などのアクションカメラを使えば可能です。体に装着できるため、両手を離した状態で臨場感のある動画や写真を撮影できます。

なお、スマホを手に持ちながらの滑走は危険なのでやめましょう。転倒時に怪我をする可能性が高く、スマホも壊れやすくなります。

スノボ写真の撮影ポイントを押さえてインスタ映えする一枚を残そう

スノボを立てかけてほほ笑む女性

本記事では、スノボでの写真撮影についてインスタ映えする撮影スポット、撮影テクニック、ポーズ、加工のコツを紹介しました。

雪山の美しい景色とカラフルなスノボウェアは、それだけでフォトジェニック。撮影場所や時間帯、アングルを意識するだけで、さらに映える一枚になります。

紹介した内容をもとに、インスタ映えするスノボ写真を撮影してみてください。