「いつものスノボにちょっと飽きてきた」
「人とは違う遊び方をしてみたい」
そんなあなたにおすすめなのが、デュアルスノーボードです。
見た目はスノーボードのようでありながら、足元には2枚の短い板。
スキーともスノボとも違う、独特の浮遊感と自由度の高さが魅力のスノーアクティビティです。
本記事では、デュアルスノーボードの基本的な情報やメリット、デメリット、レンタル可能なスキー場までまとめてご紹介します。
「まずはレンタルで試してみたい!」という方に向けて、ツアー情報もあわせて案内しているので、気になる方はぜひ最後までチェックしてみてください。
デュアルスノーボードって、どんなもの?

出典:Amazon | デュアルスノーボード DualSnowBoard BLUE | ICERIDER | ボード・ボードセット
デュアルスノーボードは、両足それぞれに短いボードを装着して滑る、セパレートタイプのスノーボードです。セパレートスノーボードとも呼ばれています。
このギアは、アメリカのスノーボーダーScott Rickett氏によって、試行錯誤の開発の上、2011年に誕生しました。
デュアルスノーボードは、スノーボードという名がついているものの、スキーのように片足ずつ足にセッティングします。板以外のビンディングやブーツは、スノーボードのものをそのまま使えますので、ボーダーの方は、板のみ用意すれば始められます。
このギアを使えば、スキーのように前後を入れ替えたり開いたり閉じたりでき、とても自由度が高い滑りを実現可能です。
操作性から見るデュアルスノーボードのメリットとデメリット

出典:Amazon | ニコ スノーボード 板 メンズ スタンダード ガード STANDARD GUARD FLYP | nico(ニコ) | ボード・ボードセット
デュアルスノーボードの操作性から見たメリットやデメリットをご紹介します。
試してみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
デュアルスノーボードのメリット
デュアルスノーボードのメリットは次の4つです。
1. 自由度の高いライディングが楽しめる
足がバラバラに動かせるため、方向転換やターンのバリエーションが豊富。
スキー的な動きもスノーボード的な動きもミックスでき、独特のトリックや遊び方を模索できます。
地形遊びやパークでのアクションにも相性◎
2. 移動やリフト乗り場での取り回しが楽
板が短くてコンパクトなので、リフト乗り場やゲレンデ下部での移動がしやすい。
リストに乗るときに片足のビンディングを外す必要がない。
片足だけ板を外して歩く、という使い方もでき、初心者が苦戦しがちな「斜面での移動」が楽に。
3. 目立ち度・話題性は抜群
まだゲレンデで見かける機会はそう多くなく、他の人から注目されやすいです。
仲間内で「それなに!?」「貸して!」と話の種になり、雪山でのコミュニケーションも弾むかも?
4. 手ぶら&レンタルで気軽に試せる
スキー場によっては、デュアルスノーボード専用のレンタルプランを用意しているところも。
購入前に「自分に合うかどうか」を試せるので、まずはレンタルから始めるのがおすすめです。
ビンディングやブーツはスノーボードのものを流用できるので、ボーダー間で貸し借りができる。
デュアルスノーボードのデメリット
デュアルスノーボードならではのデメリットもあります。
以下のデメリットは事前に知っておくことをおすすめします。
1. 止まりにくさ・スピードコントロールには慣れが必要
板が短く、接雪面が小さいため、エッジでしっかり雪面を捉えないと減速やターンをしにくいことがあります。
また、スピードが出た状態での急停止は難しいこともあるため、最初は緩やかな斜面で練習するのがおすすめです。
2. 体力・バランス感覚を使う
両足が独立して動くぶん、バランスを保つために下半身への負荷が大きくなりがちです。
足が開かないようにするには、通常スノボでは使わない内ももの筋肉が必要とされます。普段スノーボードだけをしている場合、長時間滑ると普段使わない筋肉が疲れやすいので、こまめな休憩を挟みましょう。
3. 初心者にはハードルが高い場合も
雪山スポーツ自体が初めての方にとっては、デュアルスノーボードは「基礎を覚えるための道具」というより、セカンドステップ向けの遊びと考えた方が安心です。
まったくの未経験者は、まずはスキーやスノーボードで「止まり方・転び方・安全な滑り方」を習得してからチャレンジするのがおすすめです。
デュアルスノーボードを試してみるなら日帰りツアーがおすすめ

デュアルスノーボードに挑戦してみたい方には、気軽に参加できる日帰りバスツアーがおすすめです。
ここで紹介する日帰りツアーは3つあり、このうち1つはデュアルスノーボードのレンタルがセットになったプランなので、「道具は持っていないけれど、まずは試してみたい」という方にぴったりですよ。
北志賀小丸山スキー場(長野県)
新潟県寄りの長野県北部にあるスキー場です。標高は極端に高くないものの、内陸ならではの軽い雪質が楽しめるエリアで、落ち着いた雰囲気のゲレンデです。
初級者向けのコースが全体の約60%を占めており、スキー・スノーボードデビューの方や、久しぶりに滑る方でもチャレンジしやすいレイアウトになっています。一方で、ハーフパイプやポール専用コースもあり、ステップアップしたい中級者以上の方もしっかり遊べる構成です。ナイター営業も行っているため、「日中はゆっくり練習して、夜はライトアップされたゲレンデで滑る」といった楽しみ方もできます。
新たにデュアルスノーボードに挑戦する方にも向いており、落ち着いた環境でマイペースに滑りたい方におすすめのスキー場です。
北志賀小丸山スキー場のツアーには、1グループに付き、デュアルスノーボード(セパレートボード)の2時間お試しレンタルが付いていますよ!
北志賀小丸山スキー場
ハンターマウンテン塩原(栃木県)
栃木県那須塩原市にある「ハンターマウンテン塩原」は、首都圏から約2〜3時間ほどでアクセスできる、関東最大級クラスのスキー場です。全12コース・最長滑走距離3,000mとスケールが大きく、日帰りでもしっかり滑りごたえを感じられるゲレンデとして人気があります。
コース構成は、初級30%・中級40%・上級30%とバランスが良く、「家族連れ〜上級者までみんなが満足できるオールラウンド型ゲレンデ」というイメージです。ワイドで綺麗に整備された中斜面コースでは、ロングクルーズを楽しめるほか、地形を使った滑りや練習にもぴったり。ゴンドラやクワッドリフトが中心で輸送力も高く、混雑時でも比較的スムーズに滑走本数を稼げるのも魅力です。
デュアルスノーボードにチャレンジしたい人にとっても、アクセス・コースバリエーション・施設の使いやすさのバランスがよく、北関東エリアを代表する「安定感のあるリゾートスキー場」と言えるでしょう。
【新宿発着Bタイム】朝発日帰り ハンターマウンテン塩原【滞在約6時間】
川場スキー場(群馬県)
群馬県利根郡川場村にある川場スキー場は、関越自動車道・沼田ICから車で約25分と、首都圏から日帰りしやすいアクセスの良さが魅力のスキー場です。練馬ICからでもおおよそ2時間前後で到着できるため、「朝出て夕方には帰りたい!」という日帰り派にも使い勝手のよいゲレンデです。
コースは初級者から上級者までバランスよく揃っており、最長約2〜3kmのロングランを楽しめるコースや自然林の中を滑り抜ける爽快なコースなど、バリエーションも豊富。非圧雪のパウダー専用アトラクションコース「OFF THE PISTE(オフザピステ)」が用意されているなど、ふかふかのパウダースノーを狙う中・上級者にも満足度の高いレイアウトになっています。
周辺には川場温泉センターや日帰り温泉施設も点在しており、滑り終わったあとに立ち寄って体をゆっくり温めてから帰るという過ごし方もできます。しっかり滑りたい派も、のんびり雪と温泉を満喫したい派も両方楽しめる、バランスの良い群馬の人気スキー場です。
【新宿発着Bタイム】朝発日帰り 川場スキー場【滞在約6時間】
まとめ

デュアルスノーボードは、スキーともスノーボードとも違う、新しい感覚のウィンタースポーツアイテムです。
高い自由度と目立ち度で、仲間とワイワイ楽しめるアクティビティであるものの、止まりにくさやバランスには慣れが必要な、少し上級者向けの一面も持っている、スパイスの効いた雪山アイテムともいえます。
もし挑戦したいと考えているのであれば、レンタル可能なスキー場で試してみたり、レンタルがセットになっているバスツアーを活用したり、気軽に試してみるのがおすすめです。




